当院の肩関節診療
肩関節を専門としている医師の診療
肩関節の治療は専門性が高いため、専門医でなければ適切な治療につながらないことがあります。院長は肩関節外科を専門領域としており、総合病院での勤務時代には多くの肩関節の手術治療を行ってまいりました。そのため当院においても肩関節疾患の診断、治療を得意としております。慢性的な痛みを抱えている患者様からは「年だから仕方がない」「今までなかなか治らなかった」という声が聞かれますが、原因が特定できれば治療の方法はあります。
複雑な組織だからこそ検査は精密に
可動域が大きな肩関節は、他の関節に比べ周囲の筋肉や腱の役割が重要です。
当院ではレントゲンだけでなく、超音波診断装置やMRIを用いてそれらの筋肉や腱の評価をすることができます。
当院ではレントゲンだけでなく、超音波診断装置やMRIを用いてそれらの筋肉や腱の評価をすることができます。
リハビリで回復につなげる
当院では、理学療法士による運動器リハビリテーションを行っています。もちろん、手術をしなければ治せない疾患もありますが、リハビリをしっかり行うことで治せる症状も多くあります。手術が必要な際は、近隣の病院をご紹介することも可能です。
対象疾患
こんな症状はありませんか？
- 肩が痛くて手が上がらない
- 痛みで夜間に目が覚める
- 転倒や重いものを持ち上げようとして、肩や肘が痛む
- 痛みで着替えが不自由になった
- 投球などで肩を痛めた
- 一度の脱臼をきっかけによく脱臼する
治療
運動器リハビリテーション
運動器とは、身体を動かすために必要な骨や筋肉、関節、神経などの総称です。これら運動器に障害が出ると、痛みが出るのはもちろん、歩行が難しくなったり、着替えができなくなったりして、日常生活に支障を与えます。運動器のリハビリテーションでは、運動療法やストレッチなどの徒手療法、治療器を使う物理療法で痛みの緩和を目指します。関節の可動域を広げ、筋力の強化を図って、日常生活を取り戻します。
注射
肩関節にヒアルロン酸やステロイド薬を注射することで、痛みを改善させます。注射で関節を動きやすい状態にした後にリハビリを行うことで、より高い効果が見込めます。
当院では、再生医療であるPFC-FD™注射や筋膜リリース（ハイドロリリース）も行なっています。
当院では、再生医療であるPFC-FD™注射や筋膜リリース（ハイドロリリース）も行なっています。
サイレントマニピュレーション（非観血的関節受動術）
一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれる症状は、重症化すると肩の周囲の関節包や筋肉が硬くなってほとんど動かせなくなったり、症状が長引いたりすることがあります。このような状態になったときは、サイレントマニピュレーションという治療法で早期の回復を目指します。これは、頸部の麻酔で肩を痛みの少ない状態にした後、腕をゆっくりと動かして固まっている関節包を広げる治療法で、日帰りで施術が可能です。施術後は、リハビリで可動域を維持することが重要です。
